[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 『時間停止VS物質操作』
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン3]
ファヴニル・ダインスレイフ :
日光が差し込まない廃墟
影で作られた棺のような褥の在り所
[メイン3]
ファヴニル・ダインスレイフ :
それが今宵の戦の舞台
相対するは邪竜と吸血鬼!
古典的ではアレ正真正銘モンスター!!
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : ────戦火は唐突に放たれる
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 吸血鬼の心臓を射抜かんと迫る百はくだらない多量の鱗剣
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 波のように連続して訪れる邪竜の鱗の持ち主は…
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「よお!!兄ちゃん!殺し合おうぜェェ!!」
[メイン3] DIO :
[メイン3] DIO :
[メイン3] DIO :
[メイン3] DIO : 変な所に飛ばされましたが…日光が出ていないので助かりましたね…
[メイン3] DIO : 皆さんが…殺し合いをしているなんて思いたくはないのですが…
[メイン3] DIO : やはり…血の気の多い者の気配は…します、か
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールド!」
[メイン3] DIO : 時は止まる。
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「────」
[メイン3] DIO : 「やはり…貴方でしたか。」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : まるで並び立つ騎兵の群れのように突進を重ねる剣の鱗、その先端を跳ねるようにして邪竜は駆けていた
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 今まさにジャマダハルを振るわんとする表情は、満面の笑みで停止する
[メイン3] DIO : 「……………………」
[メイン3] DIO : すかさず私は回避する為に、自分の位置をずらす。
[メイン3] DIO : そして時は…動き出す
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「オラァァ!!!!ァァアアアア!?」
[メイン3] DIO : 「………………その殺気では…丸分かりです」
[メイン3]
ファヴニル・ダインスレイフ :
勢いよく空を切る邪竜の爪
大地を叩き割りながら、頭のレーダーが標的の瞬間移動を知らせている
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「はっ!気合を入れないでどうするよ!それより、よくまあ避けたじゃねえか!」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「これで割と奇襲には自信があるんだがなぁ」
[メイン3] DIO : 「…………貴方は」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ああ、名前でも聞きてえのかよ!」
[メイン3] DIO : 「このゲームを楽しんでいるのですか?」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「まさか!こんなゲームはどうでもいいさ!」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「願いが叶うとは御大層だが、景品が良いだけだ内容はまるで幼稚だよ!!」
[メイン3] DIO : 「………………」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「さて、じゃあ…」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「続きと行くかァ!!」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 瞬間爆発するように大地が膨らみ、破裂する
[メイン3] DIO : …………早いッ!
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : その中身はもちろん鱗剣、まるでバラバラに放たれ空を裂くそれは完全な無軌道で…
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 読んで避ける事は出来はすまい、だからこそ────
[メイン3]
ファヴニル・ダインスレイフ :
「(さあ、さっきのおかしな技を見せてみろ)」
「(瞬間移動だけなら、この剣の群れからは逃れられまいて!)」
[メイン3]
DIO :
「…ハーミットパープル!」
[メイン3] DIO : 右手から出された薔薇を使い彼の鱗剣を纏め上げる。
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「ほお?」
[メイン3] DIO : 「………………」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「さながら念道力かよ、だがなぁ!!」
[メイン3]
ファヴニル・ダインスレイフ :
当然乱射、食い止められた?
ならもっと放てばいい話
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 対応量を測るついでに必殺の魔剣を湯水の如くぶちまける
[メイン3] DIO : この数は防ぎきれなさそうですね…ならば…
[メイン3] DIO : 今はただ、この一択のみ。
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールド!」
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 「!」
[メイン3] DIO : 時は止まる。
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 蠢くように、一つの生物の背のように行進していた邪竜の鱗が再び停止する
[メイン3] DIO : そして…もうこんな馬鹿げた戦いはお終いです。
[メイン3]
DIO :
そう
逃走あるのみです
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : DIOと邪竜の合間に立ちはだかる壁のように、なってはいたが DIOの後方にはまだ何もない
[メイン3]
DIO :
では
逃げるんですよ!!
[メイン3] DIO : …また会いましょう。今度は敵ではなく、味方として。
[メイン3] DIO : そして時は動き出す。
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : 静止した時間の中で、それを見送るは邪竜の眼
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ : トカゲのような瞳孔が、その去りゆく背を追っていた
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン3] ファヴニル・ダインスレイフ :
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 誰もいない
[メイン3] 黒崎 コユキ : 好都合としか言えない少人数が今は恨めしい
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ッチ」
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン : 二度ある事は…三度あるって言いますよね。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ああ…」
[メイン3] カリン : 「いや…三度目の正直ってヤツでしょうか?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「それを考えないほど馬鹿でもない」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「"リリース"」
[メイン3] 黒崎 コユキ : トランプを高速で飛ばす
[メイン3] カリン : 「………?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ああ知らない?」
[メイン3] カリン : 頬を切り裂かれる。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「トランプ、上手く使えばこういう事も出来る」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「どじゃあ~ん…手品ってワケ」
[メイン3] カリン : 「へぇ〜〜それは…凄いですねぇ!」
[メイン3] カリン : コユキに向かって、前へと進む。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ああ、まぁ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「冥途に土産に持ってってよ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「"リリース"」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 今度は
[メイン3] 黒崎 コユキ : 仕込んでいた、全方位から
[メイン3] 黒崎 コユキ : 岩の塊を飛ばす
[メイン3] カリン : 「……っ!」咄嗟に上へと飛び。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「はあい、身体能力高くてご苦労様!」
[メイン3] カリン : 落下と共にコユキに向かう。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「届かないよ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : カリンとコユキの間
[メイン3] 黒崎 コユキ : 不可視の壁
[メイン3] 黒崎 コユキ : 止まった酸素の壁
[メイン3] カリン : 「………なっ!」
[メイン3] カリン : 見えない…壁?
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「お前みたいな奴が来るのに」
[メイン3] カリン : さっきまでは
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…なんでお出迎えすると思ったのやら!」
[メイン3] カリン : ものを使ってたのに
[メイン3] クラフトワーク : クラフトワークが、そんな壁をすり抜けて
[メイン3] クラフトワーク : 殴りつける!
[メイン3] カリン : 「見えない何かが来る。でも。」
[メイン3] カリン : 間に合わない。防げない
[メイン3] クラフトワーク : 拳を、ぶつけた
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…固定しろ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「クラフトワーク、その女を」
[メイン3] クラフトワーク : 抉る拳から、カリンの肉体を固定する
[メイン3] カリン : 動けない。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…カリン」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「最後に聞く」
[メイン3] カリン : 私が。秩序を正さないといけない私が。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「お前の秩序は」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「こんな、法から外れた場所で」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「倫理にそぐわない殺しをする事なの?」
[メイン3] カリン : ……あれ…?いつから…私の秩序は……
[メイン3] カリン : 血にまみれたんだろう
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…口は動くでしょ」
[メイン3] カリン : 「私…は秩序を…」
[メイン3] カリン : 「血によって…正しく」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「それが」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「答え?」
[メイン3] カリン : 「そう。それしかないんです」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…じゃあ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「私は、私は…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「私の法で、お前を裁く」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…クラフトワーク!!!!」
[メイン3] クラフトワーク : ┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「コイツの全てを…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「固定しろォ───ッ!!!」
[メイン3] クラフトワーク : 瞬間
[メイン3] クラフトワーク : クラフトワークが、目の前の女に
[メイン3] クラフトワーク : 無数の拳を、ラッシュを
[メイン3] クラフトワーク : 叩き込む
[メイン3] カリン : 「あっ………」
[メイン3] クラフトワーク : 「UASHAAAAAAAAAAAAAAッ!!!!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「お前の…!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「お前の信じた法も!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「お前の裁きも!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「此処で止まる!止まっちゃえ!!」
[メイン3] カリン : あぁ…
[メイン3] カリン : わたしは。
[メイン3] クラフトワーク : 胃、肺、心臓
[メイン3] クラフトワーク : 血管、骨、皮膚
[メイン3] クラフトワーク : 全てを、固定させる
[メイン3] クラフトワーク : 生命の中核たる、脳だけを
[メイン3] クラフトワーク : 残したまま
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…最後まで、悔いろ!」
[メイン3] カリン : 「わたしは…どこで…」
[メイン3] カリン : 「まちがえたんでしょうか…コ…ユキさん…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……ッ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……リリース」
[メイン3] カリン : 「……………」
[メイン3] クラフトワーク : 瞬間、固定は解除される
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「殺せる」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「もう、何したって殺せる」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……それでも」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「お前なんかを裁くのは、止めだ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 海水を、目の前にぶっかける
[メイン3] カリン : 「…………………」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「永遠に」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「会いたくない」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 踵を返して
[メイン3] 黒崎 コユキ : そのまま走り去る
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン : 「…………………」
[メイン3] カリン : 「…………………………」
[メイン3] カリン : 「わたしは…………」
[メイン3] カリン : 「いかされた…………」
[メイン3] カリン : 「うぅ……っ……わたしのつみは……重い……」
[メイン3] カリン : 涙が溢れて。溢れて止まらない。
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン : わたしは…罪を…
[メイン3] カリン : じぶんの罪を数えて……
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン : いかなくちゃ………
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ッ!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「DIOさん!」
[メイン3] DIO : 「………!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「上空…」
[メイン3] DIO : 「…まるで隕石ですね…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「あれは…幻じゃないわよね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ったく!!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「問答無用で全滅だよ!このままじゃ!!」
[メイン3] DIO : 「えぇ、止めなければ!」
[メイン3] : そこには
[メイン3] うちはマダラ : 印を結び続ける、男が一人
[メイン3] DIO : 「あれは…マダラさん」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「マダラ…っ!!!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「アレ、アンタの術ね」
[メイン3] DIO : 「マダラさん…まさかあの隕石を?」
[メイン3] うちはマダラ : その身体は、青色の鎧の物質に包まれている
[メイン3] うちはマダラ : 「そうだが?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ッ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…止めるしかない」
[メイン3] DIO : 「…………!」
[メイン3] DIO : 「えぇ、止めるしかありません」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…クラフトワーク!!」
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールド!」
[メイン3] クラフトワーク : コユキの足に、クラフトワークの足が重なり
[メイン3] クラフトワーク : 遥か上空へ、飛び上がる
[メイン3] うちはマダラ : 「止めるつもりか、やってみろ」
[メイン3] DIO : 溢れ出るスタンドパワー。マダラさんを見習って高く飛ぶ事を覚えた私に不可能などない
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…相手は、隕石!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ならああああ…!!」
[メイン3] DIO : 「………!」
[メイン3] クラフトワーク : クラフトワークが拳を、打ち付けて
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…大きすぎる!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ダメだ、全部固定は出来ない…だけど」
[メイン3] うちはマダラ : 「力が足りんな、この質量をそれ一つで支えられると思うな」
[メイン3] DIO : 「…!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…なら、一つじゃなくていい!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「クラフトワーク!!!一欠けら固定しろ!」
[メイン3] クラフトワーク : もう一発殴り込み、その隕石を形作る岩石の一つを固定する
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「この隕石は、無数の岩石を固めたもの…」
[メイン3] うちはマダラ : ───察しがいいな
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「それでも纏めて落ちれば確かに遥かな威力だけど」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「一欠けら、完全に落ちないのなら」
[メイン3] うちはマダラ : そう、この術は『地爆天星』によって固めた岩塊を集めたモノ
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…"自重"で崩れるはず…!」
[メイン3] うちはマダラ : 故に───その判断は正しい
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…とはいえ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「崩れても被害はあんまり減らないからぁ…DIOさん!!!」
[メイン3] うちはマダラ : そう、『このくらい』はしてもらわねばならぬ
[メイン3] DIO : 「分かっています!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「片っ端から!ぶっ潰して!!」
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールド!」
[メイン3] DIO : 時は止まる。
[メイン3] DIO :
[メイン3] DIO : 「ふぅ……無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」
[メイン3] DIO : 「少しは残ってしまったが…これで砂利も同然になりましたね…」
[メイン3] DIO : そして時は動き出す。
[メイン3]
うちはマダラ :
「……」
何の驚愕も無く、宙を見て
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ッ」
[メイン3] うちはマダラ : 「さて」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「すごい…ッけど」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「"まだ"か!?」
[メイン3] DIO : 「……ッ!!!」
[メイン3]
うちはマダラ :
・・・
「2個目はどうする?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…っああああ!」
[メイン3] DIO : 「このままでは…!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : スケールが"違い"すぎる
[メイン3]
うちはマダラ :
「コユキ」
初めて、男が名前を呼んで
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…マダラ…!」
[メイン3]
うちはマダラ :
高みから、それを見下ろす
[メイン3] うちはマダラ : ──隕石の落下は、直ぐだ
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…二個目、間に合わない…ッ」
[メイン3] うちはマダラ : 直撃すれば、この島に甚大な被害を与えることが出来る
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「クラフトワークの動作性じゃ、この距離で正確には…!」
[メイン3]
黒崎 コユキ :
「…ああああああッ!」
固定した欠片の上で、何とか策を弄するが
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールドの射程距離外です…!」
[メイン3]
うちはマダラ :
────終わりだ
頭脳だけでは、意志だけではどうにもならん
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…終わってない」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「私やDIOは一個が限度だろうけど」
[メイン3] DIO : 「黒崎さん……!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…他に、アンタみたいな奴の考えに対抗する奴が居ないと思うわけ?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「こんな無秩序な場所で」
[メイン3] うちはマダラ : 「………ほう」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…吠え面かくなようちはマダラ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「相手にしてるのは一人や二人じゃないでしょう」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「分身で、どんんだけちょっかい掛けたんだか」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…さぞ"恨まれてる"わよ、確かにね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : もう一つの隕石を一瞥し
[メイン3] 黒崎 コユキ : マダラに向かって、親指を下げたハンドサイン
[メイン3] うちはマダラ : 「……それとて、これを止めることのできる存在など」
[メイン3] DIO : 「フフッ………」
[メイン3]
うちはマダラ :
いや…いる
一人、否…一体!
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…見てなさいっての!」
[メイン3] うちはマダラ : 「……ならば、見せてもらおうか」
[メイン3] うちはマダラ : 少し、悦を交えた声で
[メイン3]
うちはマダラ :
・・
期待
[メイン3] うちはマダラ : その2文字が脳裏に浮かぶ
[メイン3] うちはマダラ : 止めて見せろ
[メイン3] : 木々が揺れる
[メイン3] : 鳥が、危機を察知し羽ばたく
[メイン3] : 波が、騒めく
[メイン3] : 島全体が、これを止めろと命令するかのように
[メイン3] : 胎動するかのように、自然が大きく揺れる
[メイン3] うちはマダラ : 森の中から発せられた、光線を
[メイン3] うちはマダラ : 硫酸を
[メイン3] うちはマダラ : 叫びを
[メイン3] うちはマダラ : 須佐能乎越しに確認する
[メイン3] うちはマダラ : 「アレは……」
[メイン3] うちはマダラ : 森の中から現れた、50m程の物体を見て呟く
[メイン3] うちはマダラ : 蹴り飛ばしたはずの怪獣が…
[メイン3] うちはマダラ : 何故今になってこのような力を?
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…すごいね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ああ、すごい」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「絶望したのが"馬鹿"みたいだ」
[メイン3]
うちはマダラ :
「貴様が幾ら質量があろうとも…」
森の怪獣に向けて
[メイン3] うちはマダラ : 「これを止められるはずが…!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「止めるよ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「止めるために」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「そこに行ったんだ」
[メイン3]
うちはマダラ :
───アレは?
思わずもう一つの方を向く
[メイン3] うちはマダラ : あの怪獣と、同程度の…
[メイン3] うちはマダラ : 雷だと?
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「あはははは…ああはは」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「みんなすごい、みんなすごいな…ホント」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「私、こんな…こんなの出来ないのに」
[メイン3] DIO : 「えぇ…頼もしいです。」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…一緒で良かった」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「決着付けられる」
[メイン3] うちはマダラ : 「……いいだろう」
[メイン3] うちはマダラ : 最早、隕石を一瞥する事すらなく
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「マダラ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…やってやる」
[メイン3] うちはマダラ : 「やってみろ」
[メイン3] クラフトワーク : クラフトワークを、構える
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「DIOさん」
[メイン3] うちはマダラ : 紅の瞳は
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「行こう!」
[メイン3] DIO : 「…えぇ!」
[メイン3] うちはマダラ : 薄紫の、輪廻を表す瞳へと
[メイン3] クラフトワーク : 瓦礫を蹴り上げて
[メイン3] クラフトワーク : 遥か宙、月の如く立つ男の元へ
[メイン3] 黒崎 コユキ : 兎は、飛び出す
[メイン3]
DIO :
「ザ・ワールド!」
[メイン3] うちはマダラ : 男は、構える
[メイン3] うちはマダラ : 構えたまま、硬直する
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「クラフトワーク…!!」
[メイン3] DIO : スタンドパワーによって、マダラへと近づく。
[メイン3] クラフトワーク : 渾身の拳を、振りかぶる
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ぶち抜け!」
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールド!叩け!」
[メイン3] クラフトワーク : 「Ushaaaaaa!!!!」
[メイン3] うちはマダラ : 物言わぬまま、その攻撃を受ける
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…固定しろ!クラフトワーク!」
[メイン3] DIO : 「無駄ァ!」
[メイン3] クラフトワーク : 躊躇いも無く、マダラの全機能を固定しようとする
[メイン3] うちはマダラ : 止まった時のまま、静止する
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ッ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 固定した、のか?
[メイン3] 黒崎 コユキ : 感触がない、わからない
[メイン3] DIO : 「……!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 遥かに強い存在への、戦いが、わからない
[メイン3] うちはマダラ : 止まった時のまま
[メイン3] DIO : 「これは……「不味い」ッ!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…なっ」
[メイン3] うちはマダラ : それでいて、男の眼は不気味な輝きを放ち
[メイン3] DIO : 「離れて下さい!コユキさん!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 瞳…!?
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「DIOさん!?」
[メイン3] クラフトワーク : 瞬間、守りの体制をとるが
[メイン3] うちはマダラ : 時を───
[メイン3] うちはマダラ : 破った
[メイン3] DIO : 「ザ・ワールド!」時は止まる。
[メイン3] DIO :
[メイン3]
DIO :
自分自身のガードを固め、黒崎さんの身体をずらす事しか…今は出来ない。
時は動き出す。
[メイン3] うちはマダラ : とは言え、乱打と……それに伴う衝撃は『固定化』された
[メイン3] うちはマダラ : だが
[メイン3] うちはマダラ : もう効かない
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 須佐能乎
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 骸骨武者が、現れる
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ぁ?」
[メイン3] うちはマダラ : そこに、更に、更に
[メイン3] うちはマダラ : カタチが、作られていく
[メイン3] うちはマダラ : 更に
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…スタンド、じゃない」
[メイン3] うちはマダラ : 半身が生え
[メイン3] 黒崎 コユキ : こんな、こんな
[メイン3] うちはマダラ : 二本足で立つ
[メイン3] うちはマダラ : ───それで終わるとでも?
[メイン3] 黒崎 コユキ : …力の差が、あまりにも
[メイン3] DIO : 「………!」
[メイン3] うちはマダラ : その鎧武者は、更なる力を得て
[メイン3] 黒崎 コユキ : 残酷すぎるその大きさが
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 君臨した
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 100mもある超巨大な鎧の侍
[メイン3] DIO :
[メイン3]
うちはマダラ :
「あれは落ちたか」
森の中の消えゆくホーを見て
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] うちはマダラ : 「それは良かった」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 落下の過程、その大きさを再確認する
[メイン3] 黒崎 コユキ : 巨大、巨大、巨大
[メイン3] うちはマダラ : 「オレ一人なら」
[メイン3] DIO : 「…………デカすぎますね」
[メイン3] うちはマダラ : 「書き換える地図が少なくてすみそうだ」
[メイン3] うちはマダラ : 鎧武者が、腰に手を当てる
[メイン3] うちはマダラ : 刀を、抜く構え
[メイン3] うちはマダラ : ──抜刀
[メイン3] うちはマダラ : それだけで
[メイン3] うちはマダラ : たった一振り
[メイン3] うちはマダラ : それだけの、単純な動作
[メイン3] うちはマダラ : 森も
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ぁあ!?」
[メイン3] うちはマダラ : ビルも
[メイン3] うちはマダラ : 山も
[メイン3] うちはマダラ : 島の建物の全てが、切り崩された
[メイン3] DIO : 「……なんて事を」
[メイン3] うちはマダラ : 「お前達が時を止めることができるのは知っている」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] うちはマダラ : 「──で、これを抜けるか?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ッ」
[メイン3] うちはマダラ : 「何と言うことをとは心外だな」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「クラフトワークッ!!!!」
[メイン3] うちはマダラ : 「刀を振っただけだが?」
[メイン3] クラフトワーク : 隙丸出しの動作で
[メイン3] クラフトワーク : 全力の拳を叩きつけるが
[メイン3] クラフトワーク : その遥かな強度が揺るぐ事は無く
[メイン3] うちはマダラ : 「小さい、脆い…醜い」
[メイン3] クラフトワーク : 未知の胎動する力は、あの隕石すら凌ぐ密度を見せる
[メイン3] うちはマダラ : 「あまりにも…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] DIO : 「……」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「なにが、"逆転"よ…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 憎らしいあの男の顔が浮かぶ
[メイン3] 黒崎 コユキ : こんな遥かな化け物が居るのに
[メイン3] 黒崎 コユキ : 私に出来る事が、下駄を履かせてもらっても…
[メイン3] 黒崎 コユキ : ある訳がないじゃない
[メイン3] 黒崎 コユキ : …いや
[メイン3] うちはマダラ : 「………終わりだ」
[メイン3] うちはマダラ : 超巨大な刀を振り下ろし、トドメを刺そうとする
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ッ!!!」
[メイン3] クラフトワーク : 拳で揺るがないそんな質量が
[メイン3] クラフトワーク : それでも防ぐしかないと
[メイン3] うちはマダラ : それは、大気を容易く掻き切り、地を裂こうと振り下ろされる!
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…っ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「だれか…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : …ごめん、バンディット
[メイン3] 黒崎 コユキ : 守られたのに、私は…
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン : 見様見真似だけど、やるしかない。
[メイン3] カリン : 「日の呼吸…!炎舞!!!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「カリ、ン?」
[メイン3] カリン : 上手く行った。でも、あれを相殺する事は出来ない。
[メイン3] カリン : だから……
[メイン3] カリン : コユキを…押しのけて。
[メイン3] カリン :
[メイン3] うちはマダラ : 少し逸されたが…そのまま、重力に合わせて
[メイン3] カリン :
[メイン3] うちはマダラ : 女を、叩き潰した
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ぁ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : ぐしゃり、地面に叩きつけられる
[メイン3] DIO : 「なっ……!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 痛みはある、でも関係ない
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…カリン!!!!!」
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン : もう自分は長くはない。そう悟る時間もない。
[メイン3] カリン : 「これ…………」
[メイン3] カリン : 叩き潰されなかった、あれを。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…これ、は」
[メイン3] 黒崎 コユキ : DISCだ
[メイン3] カリン :
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…コレの為に、そんな」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…いや」
[メイン3] 黒崎 コユキ : …
[メイン3] カリン : つみは…けせないけど…
[メイン3] 黒崎 コユキ : 躊躇うことなく、そのDISCを
[メイン3] カリン :
[メイン3] カリン :
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] 黒崎 コユキ : 記憶が
[メイン3] 黒崎 コユキ : 無数の
[メイン3] 黒崎 コユキ : 巡る記憶
[メイン3] 黒崎 コユキ : …緑壱が、戦った記憶
[メイン3] 黒崎 コユキ : それだけじゃない
[メイン3] 黒崎 コユキ : その奥の奥
[メイン3] 黒崎 コユキ : 見慣れた男と
[メイン3] 黒崎 コユキ : 見慣れぬ神父
[メイン3] 黒崎 コユキ : …
[メイン3] DIO : 「………………」
[メイン3] 黒崎 コユキ : メイド イン ヘブン
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…DIO」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 違う
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ねぇ、こんな時にいう事じゃないけどさ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : あの男に
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] DIO : 「…なんだい?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「骨、貸して」
[メイン3] 黒崎 コユキ : "天国"は要らない
[メイン3] DIO : 「いいだろう、存分に使え。」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ああ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「それと」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…いや」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「すぐやる」
[メイン3] うちはマダラ : 「何をするつもりかは知らんが…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…"メイドインヘブン"」
[メイン3]
うちはマダラ :
「これで……!」
刀を再び振り下ろそうとするが
[メイン3] メイドインヘブン : 白馬の男が、現れて
[メイン3] メイドインヘブン : 時が加速する───
[メイン3] メイドインヘブン :
[メイン3] メイドインヘブン :
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「あまりにも、時間がある」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…でも」
[メイン3] DIO : 「…………やはり我が友の、DISCだったか」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ああ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「でもDIO」
[メイン3] うちはマダラ : 「今度は停止では無く、加速か」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「天国は、要らない」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「勝つためにも」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…アイツにも」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…クラフトワーク」
[メイン3] クラフトワーク : 傍に、立つ
[メイン3] DIO : 「あぁ、分かった」
[メイン3]
黒崎 コユキ :
「…」
骨を掲げて
[メイン3] うちはマダラ : 「無駄だ…加速したところで写輪眼を欺く事は出…何だと?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「らせん階段」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「カブト虫」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「廃墟の街」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「イチジクのタルト」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「カブト虫」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ドロローサへの道」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「カブト虫」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「特異点」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ジョット」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「天使」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「紫陽花」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「カブト虫」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「特異点」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…秘密の皇帝」
[メイン3] 黒崎 コユキ : クラフトワークに
[メイン3] 黒崎 コユキ : 記憶が残した言葉と
[メイン3] 黒崎 コユキ : その骨を突き立てる
[メイン3] うちはマダラ : ────僅かに、判断が遅れる
[メイン3] クラフトワーク : 瞬間、スタンドのヴィジョンが崩れていく
[メイン3] クラフトワーク : そして
[メイン3] うちはマダラ : 優れた戦士だから
[メイン3] うちはマダラ : 優れた戦士だったからこそ
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…"C-MOON"!!!!」
[メイン3] うちはマダラ : 意味不明な単語の羅列の『意味』を考えようとした
[メイン3] C-MOON : クラフトワークのヴィジョンを突き破り
[メイン3] C-MOON : 拳を、刃に叩きつける
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「あまりにも重たいものを固定は出来ない」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「加速しようがパワーでは圧し勝てない」
[メイン3] うちはマダラ : 「その程度……いや、これは」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…でも」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「その全てを"反転"させたら」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…レディースアンドジェントルマン」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「さあ、手品をご覧に入れましょう!」
[メイン3] DIO : 「……フッ」
[メイン3] C-MOON : スサノオの刃を、全て
[メイン3] C-MOON : その形成する力と共に表裏を、"裏返す"!
[メイン3] うちはマダラ : ピキ
[メイン3] うちはマダラ : ピキピキ
[メイン3] うちはマダラ : 罅割れる音が、鳴り響く
[メイン3] うちはマダラ : ───刹那
[メイン3] うちはマダラ : 鎧武者が、完膚なきまで破壊される
[メイン3] うちはマダラ : 「……何!?」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…降りてこい」
[メイン3] うちはマダラ : 冷や汗をかきつつ、ギリギリのところで離脱し
[メイン3] うちはマダラ : その足を、地に付ける
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「C-MOON!」
[メイン3] うちはマダラ : 「いいだろう!」
[メイン3] C-MOON : 傍に立つ、新たなるヴィジョン
[メイン3] うちはマダラ : 輪廻眼
[メイン3] うちはマダラ : それの固有瞳力が、今
[メイン3] うちはマダラ : 「輪墓・辺獄」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…!」
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 隣に現れるは、目に見えないもう一人のマダラ
[メイン3] うちはマダラ : 「お前達の言い方を借りるなら…これがオレの『スタンド』」
[メイン3] DIO : 「………!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…スタンドとも違う、でも!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「確かに同じ…或いはもっと自由か」
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 目に見えない特権を活かし、コユキに接近
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : その拳を、鳩尾に叩き込もうとする
[メイン3]
うちはマダラ(輪墓) :
伝説の忍
その『スタンド』ともあらば…スピードもまたケタ違い
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「いや…ッくらうか!」
[メイン3] C-MOON : わざと、コユキに触れれば
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : ───何だと?
[メイン3] C-MOON : その肉体が反転し、異常な動きを持ってほんの少しズレ
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ズラせ!」
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 攻撃が、『すり抜けた』
[メイン3] C-MOON : 重力そのものを、捻じ曲げて
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : まるで、操り人形だったあの男のように
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 攻撃を、すり抜けられた
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…その見えないのは…確かにすごい、とっても困るね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…でも」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…いや、無理やりにでも見る」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 左目を、手で覆い隠す
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 面での攻撃なら…
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : いや
[メイン3] C-MOON : その手に、C-MOONの手が重なり
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 何をするつもりだ!?
[メイン3] C-MOON : コユキの見る世界を"反転させる"
[メイン3] C-MOON : 見えるは見えず
[メイン3] C-MOON : 見えざるは"見える"
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…何も見えないけど」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「そこに見えた、よ!」
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : そこには、高速で印を結ぶ男の姿
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : ダメだ
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 間に合わない
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…C-MOON!!」
[メイン3] C-MOON : 反転の特異点であるこのスタンドには
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : …神羅…ダメだ
[メイン3] C-MOON : 現世も常世も無く
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 重力はコイツ相手には効かない!
[メイン3] C-MOON : 辺獄にその拳を届かせる!!
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…喰らえッ!!」
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 「ク…ガァァァァァァァ!!!!」
[メイン3] C-MOON : 構成する力そのものを、全て掻き乱す
[メイン3] C-MOON : 反転、変質
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 掻き乱された辺獄は
[メイン3] うちはマダラ(輪墓) : 雲散霧消し
[メイン3] : 消えた
[メイン3] うちはマダラ : 「バカな……」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…さあ、次の手品で勝負でしょ!」
[メイン3] うちはマダラ : 見下していた、ただの小娘が
[メイン3] うちはマダラ : これ程までに、何故……
[メイン3] C-MOON : 両手を持ち、構えて
[メイン3] C-MOON : 重く、拳を振るう
[メイン3] うちはマダラ : クッ…
[メイン3] うちはマダラ : 宙に浮き、最後の攻勢に出る
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 『地爆天星』
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 無数の黒い球を、島中にばら撒く
[メイン3] うちはマダラ : 瞬間
[メイン3] うちはマダラ : 島を構成する様々な物質が、黒い球に引き寄せられ
[メイン3] うちはマダラ : 先ほど破壊した隕石と同じモノを
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…そうやって作ってたって、ワケね」
[メイン3] うちはマダラ : 15個ほど作り出す
[メイン3] C-MOON : コユキと共に、ヴィジョンが浮かび上がる
[メイン3]
うちはマダラ :
テンガイリュウセイ
天涯流星
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…多くても!意味なんてあるかあ!!」
[メイン3] C-MOON : 構え、そして
[メイン3] うちはマダラ : 「雨にしては…少し…!」
[メイン3] うちはマダラ : 「堕ちろ!!」
[メイン3] うちはマダラ : 隕石を、降らす
[メイン3] C-MOON : 島全体をひっくり返すほどの"反転"
[メイン3] 黒崎 コユキ : 私は、知っている
[メイン3] 黒崎 コユキ : 世界を狂わせた男のスタンドの力と、範囲
[メイン3] C-MOON : 術と拮抗するとしても、止まるならば
[メイン3] C-MOON : その間に、拳を
[メイン3] C-MOON : 隕石に叩きつけ
[メイン3] C-MOON : 岩では無く!
[メイン3] うちはマダラ : ───無駄なことを!
[メイン3] うちはマダラ : …本当に?
[メイン3] C-MOON : その術を構成する力に、スタンドパワーを浴びせる
[メイン3] うちはマダラ : 本当に『無駄』か?
[メイン3] うちはマダラ : 否
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…見えてるよ、ああ見えてる」
[メイン3] うちはマダラ : 地爆天星に、スタンドパワーが
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「忍者の力、それはすごいね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…でも、それが根本なら!」
[メイン3] うちはマダラ : 「……貴様!」
[メイン3] C-MOON : 星に巡る力を、掻き乱す
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「手品はね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「種が割れた方が、負けるんだ!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : カケラに足をかけて
[メイン3] うちはマダラ : 「────」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 星から星へ、飛び交う
[メイン3] C-MOON : 15の凶星に、拳を
[メイン3] うちはマダラ : 男が、怒号する
[メイン3] C-MOON : 一発の拳を
[メイン3] うちはマダラ : 「黒崎コユキィィィ────ッ!!!」
[メイン3] C-MOON : その反転は絶対だ
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…コール、ご苦労!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 最後の一つを砕いて
[メイン3] 黒崎 コユキ : マダラの元は、飛び上がる
[メイン3] うちはマダラ : せめて、最後に拳を構え
[メイン3] C-MOON : 男に拳を浴びせるために
[メイン3] うちはマダラ : コユキに向けて殴ろうとし
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「マダラ、お前には」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「天国も、浄土も!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「必要なんか、ありゃしないんだよおおおおお────ッ!!」
[メイン3] うちはマダラ : 「───お」
[メイン3] C-MOON : 特異点の反転、螺旋の一撃を
[メイン3] うちはマダラ : 「おのれェェェェェェ!!!!!」
[メイン3] C-MOON : 撃ち放ち、えぐり込む
[メイン3] うちはマダラ : 「このオレが……六道たるこのオレが……貴様に……貴様如きにィィィィ!!」
[メイン3] うちはマダラ : 「ガハァッ!!?!!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…そうかい、でもね」
[メイン3] うちはマダラ : 螺旋の一撃を、受ける
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ずっと覚えて、消え去れ!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「白兎、黒崎コユキ…そして」
[メイン3] うちはマダラ : 「ァァァアアアアアアア!!!!!」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「その最後のショーと、手品をね!」
[メイン3] C-MOON : 生きとし生けるもの
[メイン3] C-MOON : それらは
[メイン3] C-MOON : 反転して生きる事は
[メイン3] C-MOON : "不可能"である
[メイン3] うちはマダラ : …………こんな事が、ああ…
[メイン3] うちはマダラ : ああ、そうか
[メイン3] うちはマダラ : 1人と、複数の違いか
[メイン3] うちはマダラ : 最後に、最後の最後に…少しだけ安らかな顔を浮かべ
[メイン3] うちはマダラ : 身体を反転させ
[メイン3] うちはマダラ : 鎧武者の男は
[メイン3] うちはマダラ : その命を、終えた
[メイン3] DIO : 「────マダラよ、敗因は…たったひとつの、単純な答えのようだったな…」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…そうね、簡単」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…アンタは、私たちを怒らせた…それだけ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : ウサギは、月を落とした
[メイン3] 黒崎 コユキ : それは、黎明の証
[メイン3] 黒崎 コユキ : 月は降り
[メイン3] 黒崎 コユキ : そして、日が昇る
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「See you next show」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…またね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 白兎は、緩やかに、月と一緒に
[メイン3] 黒崎 コユキ : 落ちていった
[メイン3] DIO : 「…無茶をしますね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ふふ、いいのよ」
[メイン3] DIO : 優しく、抱き抱える
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「私は勝負師」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ここぞと言う時、全てベットしないとね?」
[メイン3] DIO : 「………フッ」
[メイン3] DIO : 「昔の部下にも聞かせてやりたいものです」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「あはは、まぁ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「ここまで上手くいったのは、なにより」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「私に"ツキ"がついてたってだけ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「それ以外は、みんな…そう」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 目を閉じる
[メイン3] 黒崎 コユキ : カリン
[メイン3] 黒崎 コユキ : 緑壱
[メイン3] 黒崎 コユキ : …みんなみんな、こっちじゃ会えていなくても、頑張ったみんなと
[メイン3] 黒崎 コユキ : ……バンディット
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「……みんなの、おかげよ」
[メイン3] 黒崎 コユキ : ぽろぽろ、涙が溢れて
[メイン3] DIO : 「………………」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…っと」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「まだ終わってない、わね」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「生きてるみんなの、首輪を外しに行かないと」
[メイン3] 黒崎 コユキ : DIOから、離れて
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…ありがとね」
[メイン3] DIO : 「…お安い御用です」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…それと」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 落ちたマダラの身体の反転を
[メイン3] 黒崎 コユキ : 今一度、解除しておき
[メイン3] 黒崎 コユキ : 「…さ、行きましょう」
[メイン3] DIO : 「…………行きましょう」
[メイン3] 黒崎 コユキ : 強く頷いて
[メイン3] 黒崎 コユキ : そのまま、高く跳ねていく
[メイン3] DIO : 同じ様に、スタンドパワーで向かう。
[メイン3] 黒崎 コユキ : 兎は跳ねる、空を跳ねる
[メイン3] 黒崎 コユキ : 胸に、今この時
[メイン3] 黒崎 コユキ : 黄金の意志を秘めて
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] 黒崎 コユキ :
[メイン3] :
[メイン3] :
[メイン3] :
[メイン3] : 男の死体の近くに、影が
[メイン3] : 本来なら近づく事ができない島に訪れる彼『ら』は
[メイン3] : いとも容易く侵入し
[メイン3] ゼツ : 「あーあ、負けちゃったねマダラ」
[メイン3] ゼツ : アロエの様な人間?が、死体に語りかける
[メイン3] ゼツ : 『トハ言エ、誤算ダラケダナ』
[メイン3] ゼツ : 黒い側の男がそう呟く
[メイン3] ゼツ : 「何でも願いが叶うって言うからさー、最高戦力のマダラをこっちの出来る調整をして出したのに」
[メイン3] ゼツ : 「マダラに大暴れさせたら勝てて無限月読!って計画だったけど」
[メイン3] ゼツ : 『負ケタ以上は、練リ直シダ』
[メイン3] ゼツ : そう言い、マダラの眼球に触れ
[メイン3] ゼツ : それを抜き取る
[メイン3] ゼツ : 「これがあれば幾らでもやれるからね」
[メイン3] ゼツ : マダラをここに呼び寄せる為の細工はしたが、無駄に終わった以上もういい
[メイン3] ゼツ : そのまま男の死体を残して、アロエ頭の人物は消えた
[メイン3] :
[メイン3] :
[メイン3] :
[メイン3] :
[メイン3] :
[メイン3] ゼツ : 「それで、死体を回収してなかったんだけど」
[メイン3] ゼツ : 「大丈夫?須佐能乎あたりとかはバレるんじゃないかい?」
[メイン3] ゼツ : 『イヤ…ソウデハナイ……アノ肉体ナド役ニ立タン』
[メイン3] ゼツ : 『ソレニ、死体ガ不自然ニ消エルトバレル』
[メイン3] ゼツ : 母の復活のために
[メイン3] ゼツ : まだまだ働いてもらおう
[メイン3] ゼツ : うちはマダラ
[メイン3] ゼツ : 『穢土転生の術』
[メイン3] : 「やめ…グアアアアアアア!!!?」
[メイン3] : 生贄が、消え
[メイン3] : 塵芥が集い
[メイン3] うちはマダラ : 再び、破壊の化身が顕現する
[メイン3] うちはマダラ : 「何?穢土転生の術だと…?輪廻天生では無いのか」
[メイン3] うちはマダラ : 「そんな事より」
[メイン3] うちはマダラ : 「何故オレを甦らせた?」
[メイン3] ゼツ : 「決まっているだろう?それは────」
[メイン3] ゼツ : 言い合える前に、黒と白の身体が
[メイン3] ゼツ : 横に裂ける
[メイン3] ゼツ : 「あれ?」
[メイン3] ゼツ : 『マダラ…何ノ真似ダ…!!』
[メイン3] うちはマダラ : 「?」
[メイン3] うちはマダラ : 「オレは」
[メイン3] うちはマダラ : 「オレの後ろに立つ奴も」
[メイン3] うちはマダラ : 「か弱い女に醜いモノも」
[メイン3] うちはマダラ : 「バカや…無能」
[メイン3] うちはマダラ : 「そして、裏で高みの見物を決め込んでいるやつに」
[メイン3] うちはマダラ : 「貴様の様なオレを操った気になっているヤツが一番嫌いなだけだ」
[メイン3]
ゼツ :
───しまった!
記憶を弄り切れなかった!
[メイン3] ゼツ : 戦いの記憶など、消して──
[メイン3] : 思考が完了する前には
[メイン3] : ゼツと呼ばれた存在は命を散らした
[メイン3] うちはマダラ : 「いや」
[メイン3] うちはマダラ : 「黒は逃したか」
[メイン3] うちはマダラ : そう言い、1人歩き去っていく
[メイン3] うちはマダラ : 平和の掴み方等、自力で探して見せよう
[メイン3] うちはマダラ : この不死の体で
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 尤も、その道中に戦があるとするなら
[メイン3] うちはマダラ : 行かねば不作法というモノだろうよ
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 「片方とは言え、これは返してもらうぞ」
[メイン3] うちはマダラ : そう言い、自分の瞳をゼツの死体から奪い取り
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ : 翼の生えた鎧武者が、空を舞った
[メイン3] うちはマダラ :
[メイン3] うちはマダラ :